ジャン・マルク・ドレイヤー
4代目オーナーのジャン・マルクは、2000年農業開業責任者資格(BPREA)を取るためにオベルネ村の農業学校に3年間通い、2004年、完全に父の畑を引き継ぎドメーヌ・ジャン=マルク・ドレイヤーを立ち上げる。2009年、パトリック・メイエの影響で最初のSO2無添加のワインをピノノワールでつくる。そして、2014年本格的にSO2無添加ワイン一本に専念する。 産地:フランス>アルザス>ロスハイム 生産者:ジャン・マルク・ドレイヤー 畑総面積:6ha 栽培:ビオディナミ |
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アルザス・オーセリス 2021-2022(マセラシオン) Aucellisはラテン語で「小さな鳥 (Petit Oiseau)」という意味があり、同時に頭文字のAuをオークセロワに、そして Acidite Volatile(揮発酸)のVolatileを鳥 (Oiseau=Volatile)に掛け「ちょっとボラ ティルの効いたオークセロワ」という意味をワイン名に含ませている。 日本限定で仕込んだドレイヤーの入り口的なワインであるオーセリス。味わい傾向を緩和するために2021年と2022年、2ヴィンテージをアッサンブラージュした。そして、ワインの味わいが落ち着くまでヴァンクゥールの倉庫で約1年寝かせて今回ようやくリリースに至った。出来上がったワインは、ヴィヴィッドかつフルーティーではっきりとしたストラクチャーがあり、まるで搾りたてのオレンジの果汁と紅茶が合わさったような芳醇な味わいに仕上がっている。 品種:ピノオークセロワ(樹齢54年平均) price:3610円 |
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アルザス・ブリュトゥス 2021(白) 「ブルータスお前もか!」と、思い通りに行かなかったワインに対する嘆き声をキュヴェ名にしたのがこのワインのコンセプトで、今回のワインは2018年のピノオークセロワ。高いボラティルがこなれるまで樽で5年の熟成を要した。5年の熟成を経ても、単独で出すにはまだボラティルが高かったため、2 年間樽熟成させた2021年のダイレクトプレスのピノノワール(エリオスの若木のピノ)を加えバランスを整えた。出来上がったワインは、フルーティーで、凝縮したエキスはまるでパイナップルのジュースみたいにボリューム豊か。ハチ ミツのようなボトリティスの風味、凝縮したエキス、骨格のあるミネラルのハーモニーが絶妙で、口に含むと味わいが何度も複雑に変化する。 品種:ピノノワール70%、ピノオークセロワ(樹齢20年~50年) price:5980円 |
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アルザス・フィニステラ 2019(マセラシオン) 前回2021年8月にリリースしたフィニステラ2019。現地のカーヴに残る最後の少量在庫を特別にヴァンクゥールに分けてくれた。現地のカーヴで2年、そして日本の倉庫で2年、合計4年の瓶熟を経たワインは、オレンジやパッションフルーツなどの華やかな香りやフルー ツ全開なマセラシオンのボリューム豊かな味わいはいく分落ち着き、静謐でピュアなエキスに溶け込むミネラルに味わい深さを感じる熟成による円熟味がワインに出始めてきている。「カラダ全体に染み入るワイン!」という言葉がまさにピッタリな、熟成による妙味を実感できる今飲んで最高に美味しいワインです。 品種:ゲヴュルツトラミネール25%、ピノグリ25%、シルヴァネール20%、 ピノオークセロワ20%、ミュスカ10%(樹齢35年平均) price:5650円 |
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アルザス・ピノノワール エリオス 2020 (赤) キュヴェ名はギリシャ神話の太陽の神「Helios(ヘーリオス)」と風の神「Eole(エオール)」の2つの名前を掛け合わせ名付けた。樹齢の高い区画をベースに若木の2区画のピノを混ぜて仕込むドレ イヤーの赤のフラッグシップ。 醸造は、前年同様ワインに酸化に対する耐性を付けるために熟成中ウィヤージュは一切していない。ワインはしなやかかつ チャーミングでキュートな酸があり、果実味が柔らかく艶やかな味わいが染み入るように、滋味深くほんのりビターなミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が溶け込む。 品種:ピノノワール(樹齢40年) price:5480円 |
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アルザス・オークセロワ オリジン 2022(マセラシオン) 2022年はジャン・マルクがブドウの剪定方法を大きく変えた年。この年はアルザスの歴史に残るような干ばつがあり、畑はかろうじて水不足に耐えたが、剪定の大幅な変更により意図的に収量が落ちてしまった。収穫したブドウは日照りにより皮が厚く、マセラシオンの特徴が色濃く出ている。出来上がったワインは、ジューシーではっきりとしたストラクチャーがあり、収斂味のあるキメ細やかなタンニンが長熟を予感させる。アルコール 12.5%とは思えない力強さがあり、ジャン・マルク自身は後数年 寝かせてタンニンがこなれたタイミングで飲んでほしいとのこと。 品種:オークセロワ(樹齢55年~65年) price:5480円 |
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アルザス・シルヴァネール オリジン 2022(マセラシオン) 2022年はジャン・マルクがブドウの剪定方法を大きく変えた年。この年はアルザスの歴史に残るような干ばつがあり、畑はかろうじて水不足に耐えたが、剪定の大幅な変更により意図的に収量が落ちてしまった。この年は早摘みでもマセラシオンの特徴が色濃く出たミレジムだが、全体的にブドウの完熟が良かったおかげでタンニンと果実味のバランスが良いワインに仕上がった。出来上がったワインは香りも高くフルー ティー。アタックはアルコール度数 13%を感じさせないまるでピーチティーのような味わい。それでいて余韻にはタンニンから来る骨格があり、オークセロワ同様に長熟を予感させる。できればあと数年寝かせてタンニンがこなれたタイミングで飲んでほしい。 品種:シルヴァネール(樹齢67年平均) price:5480円(完売) |
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アルザス・リースリング オリジン 2022(マセラシオン) 2022年はジャン・マルクがブドウの剪定方法を大きく変えた年。この年はアルザスの歴史に残るような干ばつがあり、畑はかろうじて水不足に耐えたが、剪定の大幅な変更により意図的に収量が落ちてしまった。加えて、2022年は醸造にも苦労した年だった。出来上がったワインは、醸造の苦労とは裏腹にまるで搾りたてのオレンジをそのままワインにしたような奇跡とも言えるバランスの良い味わいに仕上がっている。香りも良く、これこそシュークルートと合わ せてみたいワインだ。 品種:リースリング(樹齢46年平均) price:5820円 |
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